◇弁護士 河原 誠の解決事件簿コラム
2012年9月16日 日曜日
他人名義の土地の仮差押
【保全事件】
先日、右往左往しながらも、他人名義の土地を仮差押成功しました。裁判官から「聞いたことがない」と言われ、法務局の相談窓口でも「ダメです」と断言され、確かに常識的には無理だよなととは思いながらも、優秀な司法書士2人から「できるはず」とアドバイスを得て、頑張った甲斐がありました。
事案は、依頼者は離婚した夫婦の奥様。夫が愛人に提供していた居住用土地建物がある(名義は愛人の弟)。これだけでは、こちらも動きようがないのですが、夫が愛人とトラブルになり、この土地建物を返すよう裁判を起こす。色々あったのですが、その裁判が和解で終わり、この和解調書が入手できた事が大きかった。その結果、奥様から愛人に対する損害賠償請求を被担保債権として、現状愛人の弟(他人)名義の土地(建物まで仮差し押さえするのは費用の面から諦める)を差し押さえたい旨の手続を申し立てて、細かいテクニックを重ねて仮差押命令を発令して貰え、無事、仮差押登記が完了しました。
これは、自分としても、勉強になった事件でした。
先日、右往左往しながらも、他人名義の土地を仮差押成功しました。裁判官から「聞いたことがない」と言われ、法務局の相談窓口でも「ダメです」と断言され、確かに常識的には無理だよなととは思いながらも、優秀な司法書士2人から「できるはず」とアドバイスを得て、頑張った甲斐がありました。
事案は、依頼者は離婚した夫婦の奥様。夫が愛人に提供していた居住用土地建物がある(名義は愛人の弟)。これだけでは、こちらも動きようがないのですが、夫が愛人とトラブルになり、この土地建物を返すよう裁判を起こす。色々あったのですが、その裁判が和解で終わり、この和解調書が入手できた事が大きかった。その結果、奥様から愛人に対する損害賠償請求を被担保債権として、現状愛人の弟(他人)名義の土地(建物まで仮差し押さえするのは費用の面から諦める)を差し押さえたい旨の手続を申し立てて、細かいテクニックを重ねて仮差押命令を発令して貰え、無事、仮差押登記が完了しました。
これは、自分としても、勉強になった事件でした。
投稿者 河原 誠