◇特定法律問題

2012年10月25日 木曜日

虐待されている子の気持ち

 虐待暴行の果てに他界した小5の女の子が母に宛てた手紙で、褒めてもらったことを素直に喜び、感謝の言葉を贈っていたそうです。

// 中国新聞 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201210230033.html より //

  学校の「2分の1成人式」の際に作成した手紙と思われます。
  「お母さん、ほめてくれてありがとう」と記した後、「うそついてごめんなさい」との言葉も。
  最後は、大きな文字で再度、「お母さん ありがとう お母さん大好(き)です」と締めくくっているそうです。

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 これは、この子の心からの気持ちだと思います。厳しくても親は親。幼いころから、親を簡単に切り捨てることはできません。自我が充分に育って、精神的に自立できない限りは、拠り所として子は親を求めるものなのです。
 
  だから、いつも怒っている親が褒めてくれたことは、彼女にとって、とてもとてもうれしいことだったのだと思います。なら、いい子にしていればいいのにというのは、第三者的発想です。
  誰だって、粗相はします。失敗します。その時の怒り方が尋常でない場合、その粗相失敗を隠さなければという防衛本能が働くのは当たり前のことです。ですから、普通ならごめんなさい(今風にいうとテヘペロ?)と軽く処理できることにもパニックを起こし、その場限りの嘘をついてしまうのです。それが、上記の「うそをついてごめんなさい」に出ているのではないかと思います。
 
  親を求めているから、子は一緒にいたいのです。優しく接して欲しいのです。でも、お母さんにその余裕がありません。
  子どもは、とっても、寂しくて切なくて、褒めて欲しい、笑顔を見せて欲しいと思うので、つい、嘘を言ってしまうのです。
 
  だから、虐待されていても、やっぱり、一緒に住みたいと思うのです。「お母さん大好(き)です」なのです。
 
  虐待されているのであれば、逃げればいいのにとか、警察に駆け込めばいいのにというのは、この子どもの気持ちからは、離れた拠り所をもつ恵まれた人たちの感想でしかありません。

 切ないです。でも、このようなことは、今の日本ではあちらこちらで生じているのです。



投稿者 河原 誠


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