◆刑事事件

2012年10月29日 月曜日

取り調べのスピリッツ

 東電OL殺人事件とIPアドレス偽装事件と2件続けて、科学捜査が否定されています。科学的結果とはいえ万能ではありません。被疑者被告人の言葉にも充分に耳を傾けて欲しいと思います。
 確かに、誰だって最初は「やっていない」というものかも知れません。でも、やってない人はやっぱり「やっていない」と言わざるを得ないのです。被疑者被告人の言葉にも耳を傾けて、その言葉の裏付け捜査も充分に行って頂きたい。
  逮捕勾留そして起訴された被疑者被告人にとっては、正に、「謝って済むのなら警察は要らん」と言いたいところです。

 DNA鑑定は、導入の当初から精度の問題が指摘されていました。IPアドレスの偽装については、アメリカでは当たり前のことになっています(警察小説のネタにもなっています;パトリシアコーンウェルの検死官シリーズ「スカーペッタ・核心」/日本での出版が2011年)。原発も導入当初から30年間東電や政府は「絶対安全」と言っていました。
 
 科学的結果とはいえ、科学に与えるデータは人が集め、機械は人が操作します。このように、結論を割り出すまでに人の手が介入しますし、精度という壁があります。
  取調官は、このことを肝に銘じて、捜査取り調べして頂きたいものです。

投稿者 河原誠法律事務所


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