◇特定法律問題

2012年12月23日 日曜日

見張り取り巻きの子らの問題点(2)

【少年事件>少年のタイプ>見張り取り巻き】
    見ているだけの子の親は、見ていただけなのに、なんで鑑別所に入れられなければならないのかとショックを受けます。

 確かに、手を出しておらず、カツアゲであっても分け前は少なく、それほど悪いことをしていないようにも見えます。
 しかし、 このような取り巻きの子らとしても、自分はしていなかったという言い訳を自分自身にしているうちに、目の前の悪行に慣れてきます。最初は、「酷いことをするなぁ。でも、怖いからやめろと言えないしなぁ」と思っていても、そのうち、心の中で傍観していることを正当化し、「いじめられている奴が悪い」「ちょっとくらい、やってもいいかな」という風に心が歪んできます。
 
 鑑別所では、見張りにとどまった子ども達については、そのような問題が起きていないか、家庭でどうして取り巻きになる事自体を防げなかったのか、被害者の気持ちを考えられなくなっているのではないかという点を、鑑別技官という心理学や社会学の専門家の調査で「鑑別」する必要があるのです。そして、今回は被害には余り影響を与えていなくとも、心が歪み始めていれば、次は弱い者に対する実行犯になってしまう危険は高く、それを未然に防ぐにはどうすればよいのか、家庭の問題も含めて鑑別所や裁判所が検討してくれるのです。

 もちろん、会えない、学校を休まなければならない(タイミングによっては修学旅行に行けない)など、マイナス面も多々あります。しかし、嘆いたり怒ってみても仕方ありません。前向きに専門家を無料でこき使える機会だと前向きに考えて、取り組んで頂くのがよいと思います。

ps;場合によっては、修学旅行や定期考査など、細い細い道ではありますが、その間家に帰ることができることもないわけではありません。事案や被害の程度や家庭の状況などを考えて裁判官が観護措置取消決定を出す場合です。これを得るにはほぼ間違いなく弁護士を付添人に選任して、活動して貰わないと難しいと思います。

投稿者 河原 誠


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