◆刑事事件

2013年1月24日 木曜日

優しき被疑者

 よく、刑事事件でも少年事件でも、周囲の人の被疑者を評するコメントに、「あんなに優しい人(コ)が・・」というものがあります。
 特に少年事件で、親御さんや少年の友達・彼女から同じようなコメントを聞きます。
 このようなコメントを聞かれたとき、皆さんはどのように感じますか?「人は裏表があるから怖い」「冤罪じゃないのか」「優しい人が事件を起こしたのだから、被害者によっぽど問題があったのではないか」などなど。

・・・ある一面を捉えていると思いますが、私の経験上は、非行・事件と「優しい子」は両立するのです。

 「優しい」とはどういうことでしょう。コメントする人(若しくはその周辺)とその被疑者との関係です。
 その人にとっては優しい人でも、他人にまでその優しさを貫くのかは、全くの別問題です。
 他人に対して、被疑者がどこまで、コメントする人に対すると同じ態度を貫くのか?

 非行・事件を起こしている被疑者でも、家族には妙に優しく気を遣う人が多々います。反面、その家族の範疇から外れる人は、基本「敵」扱いであるとか、傍系の(配偶者の)親族は侵略者扱いであるとか、その範囲が極端に狭いことがよくあるのです。

 ですので、コメントする人がどこまで視野を広げて、「優しい」と評価しているかを見極めないと、評価されている被疑者の性格を把握することは難しいと思います。

 弁護士に成り立てのころは、よく、このギャップに悩んだものです。







投稿者 河原誠法律事務所


住所:
〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満3-4-5
西天満ワークビル8階
受付時間:
月 ~ 金:午前9時30分~午後6時
定休日:
土曜・日曜・祝祭日

お問い合わせ 詳しくはこちら