◇特定法律問題

2012年10月31日 水曜日

いじめは犯罪?ではない?

【学校問題>いじめ>「犯罪」か?】
 少し前の話ですが、平成24年8月12日、大津市立中学2年の男子生徒の自殺問題を巡り、いじめや自殺について考える教育シンポジウムが開かれたそうです。
  全教滋賀教職員組合などが主催し、福井雅英・北海道教育大教授をコーディネーターに中学教諭や保護者、弁護士らが意見交換なさったそうです。
 その中で、ある中学教諭は「いじめイコール犯罪とすると、子どもや教員が萎縮するのではないか」と発言されたとのことです。これに対し、シンポジウムでは、「強い者が弱い者をいじめるのは犯罪だ」「いじめを犯罪ととらえることが重要で、前科がつかないレベルで対処すればいい」など反対意見が相次ぎました。
 
 この教師は、「子どもや教員が萎縮する」といいますが、私は、悪ふざけを認めるべきではなく、是非萎縮して欲しいと考えています。萎縮して、『「この発言をして良いのだろうか」「これくらいはふざけと言うことで、相手も苦笑で済ませてくれるだろうか」と思いをめぐらせ、相手に「どう伝わるか」「どう感じられるか」を考えること』が、その当人の成長に繋がると思います。
  私は、いじめ行為は、それぞれ「暴行罪」「強要罪」「恐喝罪」「器物損壊罪」に該当する犯罪であることをはっきりの認識させることが教育の第一歩だと思っています。

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年10月29日 月曜日

財産分与の話し合い

 離婚に際し、婚姻中に夫婦の財産として取得し、離婚時に保有している資産を配分することを財産分与(民法第768条第1項参照)といいます。
  この財産分与は、離婚調停・審判の際にはもちろん話し合い・検討がなされますが、離婚後であっても調停・審判を申し立てることができます。この点は、意外に一般には知られていません。
 但し、期間の制限があり、財産分与の調停・審判の申立は、離婚(届出)後2年以内に提起しなければなりません。
 
 調停などで話し合いがなされる場合、基準となる財産は、原則として、別居時が基準となっています。


 もちろん、当事者間で話し合いがなされる場合には時期の制限はありませんし、内容も自由に決めることができます。

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年10月25日 木曜日

虐待されている子の気持ち

 虐待暴行の果てに他界した小5の女の子が母に宛てた手紙で、褒めてもらったことを素直に喜び、感謝の言葉を贈っていたそうです。

// 中国新聞 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201210230033.html より //

  学校の「2分の1成人式」の際に作成した手紙と思われます。
  「お母さん、ほめてくれてありがとう」と記した後、「うそついてごめんなさい」との言葉も。
  最後は、大きな文字で再度、「お母さん ありがとう お母さん大好(き)です」と締めくくっているそうです。

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 これは、この子の心からの気持ちだと思います。厳しくても親は親。幼いころから、親を簡単に切り捨てることはできません。自我が充分に育って、精神的に自立できない限りは、拠り所として子は親を求めるものなのです。
 
  だから、いつも怒っている親が褒めてくれたことは、彼女にとって、とてもとてもうれしいことだったのだと思います。なら、いい子にしていればいいのにというのは、第三者的発想です。
  誰だって、粗相はします。失敗します。その時の怒り方が尋常でない場合、その粗相失敗を隠さなければという防衛本能が働くのは当たり前のことです。ですから、普通ならごめんなさい(今風にいうとテヘペロ?)と軽く処理できることにもパニックを起こし、その場限りの嘘をついてしまうのです。それが、上記の「うそをついてごめんなさい」に出ているのではないかと思います。
 
  親を求めているから、子は一緒にいたいのです。優しく接して欲しいのです。でも、お母さんにその余裕がありません。
  子どもは、とっても、寂しくて切なくて、褒めて欲しい、笑顔を見せて欲しいと思うので、つい、嘘を言ってしまうのです。
 
  だから、虐待されていても、やっぱり、一緒に住みたいと思うのです。「お母さん大好(き)です」なのです。
 
  虐待されているのであれば、逃げればいいのにとか、警察に駆け込めばいいのにというのは、この子どもの気持ちからは、離れた拠り所をもつ恵まれた人たちの感想でしかありません。

 切ないです。でも、このようなことは、今の日本ではあちらこちらで生じているのです。

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年10月16日 火曜日

ジャーナリズムの本道

 こういう活動は、ジャーナリズムの本道だと思います。是非、この道を真っ直ぐに自信を持って歩んでいって頂きたいと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121016-OYT1T01285.htm?from=blist

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年10月11日 木曜日

調査官調査と面会交流

【離婚>面会交流>調査官調査】
 家庭裁判所に調停・審判が申し立てられた案件で、調査官が選任される案件は、7~8割程度だそうです。

 調査官は、裁判所が解決の方向性を見極めるための様々な調査を行うのが仕事です。

 調査官が選任される(選任するのは審判官)と、現在の監護状況を確認するため、直接、親を排して子どもと面談してくれたり、
子どもの居場所まで出向いてくれたり、幼稚園や保育所、学校での生活を調べてくれたりします。その際
は、子どもの年齢や、その心身の状態にも十分に配慮しながら意向等を確認して、判断資料を収拾します。

 調停の中では、調査官も面会交流の方法について、調査官の立場から意見やアドバイスをくれます。それでも、調停当事者
の意見がまとまらず、調停が不成立となった場合は、裁判官が調停委員の収集した情報を基礎に審判を下します。


 現状、調停、審判の際に定められる面家会交流は、月1回程度が良くあるパターンです。しかし、例えば、半年に一回宿泊を伴う面会交流を約束するなど、
当事者の意向に応じて、きめ細かい決め事をすることも可能です。
 事実、当職は、先日盆と正月に宿泊を伴う面会交流の調停を成立させました。

投稿者 河原 誠 | 記事URL


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