◇特定法律問題

2012年11月28日 水曜日

実名報道の是非

 罰金刑を受けたスナック経営者の実名や年齢住所などを放送した報道に対して、スナック経営者が申し立てた「軽微な罰金刑だったのにプライバシーを公開しすぎだ」との申告を容れ、BPOは、この報道に対し、重大な問題があると勧告したそうです。
 では、どのような案件であれば、人権への適切な配慮を欠いているのか、いないのかの判断はどうすればよいのでしょうか?基準が何ら示されておらず、行き当たりばったりの感を免れません。
 先日は複数のテレビ局が、尼崎の連続死体遺棄事件?の中心人物の顔写真を間違えて報道して謝罪するという失態を犯していました。
 翻って考えるに、本当に、犯罪者の顔写真や住所まで明らかにする必要があるのでしょうか? 

 私は、犯罪者の氏名や顔写真住所などは、報道する必要は無いと考えています。

 間違った顔写真を報道したテレビ報道は、そのためにニュース価値が減じていたでしょうか(もちろん、間違えられた無関係の方にとっては耐え難い屈辱だったと思います)?報道すべきは事件の内容、契機、動機、背景など視聴者の生活に影響し、その生活行動を視聴者が律するに必要な情報で十分ではないでしょうか?


ANNニュースより
 警察に逮捕された経営者の顔や住所を放送したのは人権侵害だとした問題で、BPO=放送倫理・番組向上機構はテレビ神奈川に対し、放送倫理上、重大な問題だと勧告しました。

 BPOの勧告を受けたのは、今年4月11日にテレビ神奈川が放送した「tvkNEWS930」です。このなかでテレビ神奈川は、無許可営業のスナック摘発を報道した際、現行犯逮捕された経営者の顔のアップや実名と年齢のほか、住所などを繰り返し放送しました。これに対して経営者などは「軽微な罰金刑だったのにプライバシーを公開しすぎだ」として、人権侵害の申し立てをしていました。BPOの放送人権委員会は「人権への適切な配慮を著しく欠いており、放送倫理上、重大な問題がある」としました。テレビ神奈川は、「決定を真摯に受け止め、今後の取材活動や放送に反映させるよう努めたい」とコメントしています。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221127053.html

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年11月28日 水曜日

いじめ被害者サポート(1)

【学校問題>いじめ>被害者】
  特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンクのサイトには、「いのちと暮らしの相談ナビ」というページがありますhttp://lifelink-db.org/
 ここには、苦しみ、傷つき、悩んでいる人や、そのような人の身近に居る人のために色々な情報を発信しています。是非、一度目を通してみて下さい。

 このライフリンクの代表者と姜尚中氏の記事が下記アドレスにあります(朝日ドットコム)。
 ここでは、「それでも人生にイエスという」ナチスの強制収容所を生き抜いた精神科医ビクトール・フランクルの本が(山田邦男・松田美佳訳、春秋社)勧められています。
http://www.asahi.com/jinmyakuki/TKY201104180238.html
 一度読んでみたいと思っています。

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年11月20日 火曜日

ケンカは放置?

【学校問題>いじめ>学校の介入】
 平成24年1月、川越市市立中学2年だった男子生徒(15)が同級生の少年3人から暴行を受けて意識不明となった事件。
 市教委は、「学校はケンカなどのトラブルは把握していたが、どうしてもいじめとしての認識を持つことができなかった。重大な傷害事件に至ってしまい本当に申し訳ない」とコメントを出したそうです。
 トラブルを(ケンカとして)把握した段階で、学校はどう対応したのでしょうか。色々考えられますが、いじめられている生徒の方から、「大したことはない」と学校の介入を拒否してしまった場合も考えられますし、学校側がただのケンカに介入する必要は無いと安易に考えてしまったのかも知れません。

 どちらにせよ、学校はトラブルの原因を深く探って欲しいと思います。ただの「ケンカ」だから放置しておけばいい、「いじめ」にだけ対応すればいいんだという考えは間違っています。「人が嫌がることをしない」これは、教育の基本だと思います。ケンカを把握したら教育の良いきっかけだという意気込みで、何故ケンカになったのか、どうして大したことはないと学校の介入を断るのか、具体的に聞き出して問題解決に当たって欲しいと切に思います。それが本当に大したことはなくても、周囲の生徒達は、学校が親身に問題解決に乗り出し、自分たちの言い分を聞こうとしてくれていると信頼感を持つと思います。
 このような信頼感があれば、本当にいじめがあった場合にも、誰かが学校に相談するのではないでしょうか。

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年11月14日 水曜日

いじめは犯罪なのです。

【学校問題>いじめ>犯罪行為】
 私は、いじめ行為は、それぞれ「暴行罪」「強要罪」「恐喝罪」「器物損壊罪」に該当する犯罪であることをはっきりの認識させることが教育の第一歩だと思っています。
 
  法律の世界でも、「肩を叩く」行為それ自体、刑法208条に規定されている「暴行」に該当するということをご存じですか?
  行為者の意図を無視して客観的な行為のみ取り出せば、叩くことは「暴行」行為なのです。そのような「暴行」について、正当性、社会性、責任などのフィルターをかけて、犯罪になる「暴行」を振り分けていくのです。「正当防衛」「正当業務行為」「責任能力なし」などは、行為としては、犯罪の行為と同じであるが、犯罪にならないというのもこの処理の過程で振り分けられた結果です。
 
  社会通念と論理で構築されたフィルターにかけられて、初めて他人を叩く行為が挨拶であり、肩たたきであり、スポーツになるのです。
 自分のストレス解消、他人を笑いのネタにするためになされる暴行は、明らかに犯罪なのです。

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2012年11月 5日 月曜日

福祉施設の第三者委員会に出席

 11月3日は、毎年恒例の福祉施設の第三者委員会。これは、福祉施設の様々な活動で生じたトラブル・クレームについてした、福祉施設の処理が適切であったかどうかを検討、研究する委員会です。
 内容は高度にプライベートな話ですので、ここで公にすることは出来ませんが、福祉施設の先生方の苦労は大変なもの。精神的にも身体的にも本当にキツイ仕事です。頭が下がります。とても勉強になりました。

 ついでに、私は、先日、児童福祉施設送致の審判があった少年についての今後の関わり方について、施設の先生方や他の委員の先生からアドバイスを貰い、充実した一日でした。

投稿者 河原 誠 | 記事URL


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