◇特定法律問題

2013年12月29日 日曜日

破産と手持ち財産(その1)

 破産といっても、全財産を根こそぎ取り上げられるわけではありません。

 生活必需品や当座の生活費(現金・貯金)や、生命保険(解約返戻金があっても)なども、一定程度は、そのまま保有できます。また、親族等が(経済的に)協力してくれれば持ち家にそのまま住み続けることも出来る場合もあります。

 一定程度財産を持っている方と、生活ギリギリ(からそれ以下)の方とで、申立時に用意すべき資金とその後の手続が大きく違いますが、上記の財産を残せるということには、変わりありません。

 簡単に申しますと、一定の財産ある方の場合には、その財産を換金して債権者に配当する手間をかけなければなりませんが、そうでない方の場合には、その必要はありません。

投稿者 河原 誠 | 記事URL

2013年12月27日 金曜日

無理な罪名(その4 オチ)

 頑張って、強盗致傷を窃盗にランクダウンさせたと喜んで、ブログを書いてきました。ところが、見事にオチがつきました。以降は、殆どグチです。

 被告人が執行猶予の判決をもらうと、その場で法律上は釈放なのですが、現実には拘置所に荷物があります。そこで、他の同時に裁判を受けている被告人と一緒に拘置所に帰ります。そして、内部で預かった荷物のへっきゃくの手続・書類作成などを経て数時間後に釈放されます。

 本件の被告人は、釈放されても生活費がないので、生きていけません。私は、この人が役所に生活保護、更生保護の手続をとるための当座の資金をプレゼントするので、拘置所を出たら事務所に来るよう言って、お昼のお弁当2人分を買って待っていました。・・・が、来ませんでした。

 大丈夫かなと思っていましたら、最低なオチが付いていました。

 なんと、判決から2週間くらい経って、見ず知らずの弁護士から連絡があり、その弁護士が当番弁護士で出動した案件がこの人の案件だったので、私の担当したときの刑事記録を見せて欲しいというものでした。そう、執行猶予がついて釈放されて2週間で同種犯罪を犯しているのです。
 今度は、しっかり窃盗で追いかけられた際に抵抗して、相手に怪我をさせて強盗致傷ど真ん中。国選弁護というチープな案件でも一所懸命にやったのにと、少々凹んでしまいました。

 今回は、残念な結果に終わりましたが、立派に更生する人もいますし、今後も頑張っていこうと思います。

投稿者 河原 誠 | 記事URL


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