◇特定法律問題

2014年6月23日 月曜日

覚醒剤再犯に、再度の執行猶予

神戸地裁尼崎支部で覚醒剤再犯に、再度の執行猶予が付されたそうです。とても珍しいことです。
事案は、被告人は約1年前(2013年)に覚醒剤所持で懲役1年6月執行猶予3年の判決を言い渡され、その約11か月後の覚醒剤使用逮捕され、今回の判決(2014年4月11日)に至ったそうです。

本件の被告人の弁護人が、「汐の宮温泉病院」(大阪府富田林市)と協力して、覚醒剤の依存症克服のための治療に取り組んでおられ、この被告人も保釈後、当該病院で治療を継続して受けていました。
この治療に通っていることと、当該病院の担当医が被告人の回復状況を証言したことが、再度の執行猶予判決を導いたようです。


確かに、覚醒剤事犯は再犯が多く、入手代金を求めて財産犯を重ねてしまう再犯者も後を絶ちません。これは、再犯者の意思が弱いことは当然として、刑務所でも抑止力・治療力が乏しいことを意味します。

そういう意味からすると、当該病院の試みは単に覚醒剤の再犯を防ぐだけでなく、将来の財産犯をも防ぐとても有益な試みではないでしょか。

そして、この試みを後押しするかの今回の判決を出した裁判官と、導いた弁護人、証言台に経ったドクターに敬意を表したいと思います。

投稿者 河原 誠 | 記事URL


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