◆刑事事件
2013年11月12日 火曜日
全弁協の保釈保証書発行事業
弁護士会の協同組合の連合会が、保釈保証金の立て替えと同じ機能のある制度をこの夏に発足させています。大阪では8月に案内がありました。
この制度は、保釈金を納入する代わりに被告人が逃走したりした場合には、必ず裁判所が決めていた保釈保証金を支払いますという念書?みたいなものを裁判所に提出して、保釈保証金を払ったこととして貰う制度です。裁判所が認めた主体が保釈保証書を裁判所に提出することによって、財産の乏しい被告人でも、保釈のメリットを享受することが出来る様になります。
ただ、自腹を切っていない被告人にとって、逃亡等への抑止力が低下してしまうことは間違いなく、新たな火種にならないか心配も残ります。
この制度は、保釈金を納入する代わりに被告人が逃走したりした場合には、必ず裁判所が決めていた保釈保証金を支払いますという念書?みたいなものを裁判所に提出して、保釈保証金を払ったこととして貰う制度です。裁判所が認めた主体が保釈保証書を裁判所に提出することによって、財産の乏しい被告人でも、保釈のメリットを享受することが出来る様になります。
ただ、自腹を切っていない被告人にとって、逃亡等への抑止力が低下してしまうことは間違いなく、新たな火種にならないか心配も残ります。
投稿者 河原誠法律事務所 | 記事URL
2013年11月 7日 木曜日
無事不起訴に。
10月半ばより、3週間ほど、連日の接見その他の対応に走り回っていた案件について、検察は依頼者を釈放しました。とりあえず、良かったです。
なんとか、起訴期限寸前に、相場より高額の示談が成立しましたので、それが効いたのだろうと思います。
ただ、釈放理由は、「勾留の理由なし」というものです。今後、起訴しないということは検察は絶対にいってくれません。依頼者は、時効成立まで起訴されるのかどうか不安なままで過ごさなければいけません。これはこれで、酷な話です。制度上、何とかならないのか悩ましい問題です。
少しだけなされた報道では、「不起訴」と表現されていたのは、ありがたいことです。検察も、蒸し返しはしづらくなるでしょうから。
案件的には、不起訴は妥当だと思いますし、公判請求されたら、色々争うべきところがありました。
なにはともあれ、良かったです。
なんとか、起訴期限寸前に、相場より高額の示談が成立しましたので、それが効いたのだろうと思います。
ただ、釈放理由は、「勾留の理由なし」というものです。今後、起訴しないということは検察は絶対にいってくれません。依頼者は、時効成立まで起訴されるのかどうか不安なままで過ごさなければいけません。これはこれで、酷な話です。制度上、何とかならないのか悩ましい問題です。
少しだけなされた報道では、「不起訴」と表現されていたのは、ありがたいことです。検察も、蒸し返しはしづらくなるでしょうから。
案件的には、不起訴は妥当だと思いますし、公判請求されたら、色々争うべきところがありました。
なにはともあれ、良かったです。
投稿者 河原誠法律事務所 | 記事URL
2013年11月 1日 金曜日
連日の接見
今月初めに受任した傷害示談交渉事件。途中で、依頼者が出頭逮捕というシビアな経過を辿り、示談の打ち合わせ、元気づけその他のために、連日の接見。接見が終われば午後11時過ぎのことも度々。
弁護人等以外との接見禁止も付く中、両親との接見禁止の一部解除を得る。
共犯者の弁護人との情報交換、ご両親婚約者への説明等もあり、通常事件には明らかに影響が(皆さんごめんなさい)。
その後、無事、示談成立。婚約者の接見禁止も解除を得ました。
あとは、検察が公判請求するのかどうか?机上の議論では、共犯関係が成立するのか?裁判で争ってみたい論点があるのですが、我々実務家の案件では依頼者の生活がかかってます。公判請求されませんように。
弁護人等以外との接見禁止も付く中、両親との接見禁止の一部解除を得る。
共犯者の弁護人との情報交換、ご両親婚約者への説明等もあり、通常事件には明らかに影響が(皆さんごめんなさい)。
その後、無事、示談成立。婚約者の接見禁止も解除を得ました。
あとは、検察が公判請求するのかどうか?机上の議論では、共犯関係が成立するのか?裁判で争ってみたい論点があるのですが、我々実務家の案件では依頼者の生活がかかってます。公判請求されませんように。
投稿者 河原誠法律事務所 | 記事URL
2013年10月14日 月曜日
酒気帯び、酒酔い運転について、基本的な点。
酒気帯び、酒酔い運転について、基本的な点をひとこと。
一定のアルコールを体内に保有して乗用車を運転してはいけないという法律です。飲んだ後、運転してはいけないと微妙に違います。
下記の報道のとおり、前の日に酒を飲んで、睡眠を取っても、まだ、体内に残っている場合はダメなのです。前の晩飲んだが、寝たから大丈夫と言って、二日酔いの頭痛を我慢しながら乗用車を運転すると、犯罪になる危険があります。十分に酒を抜いてから運転してください。
兵庫県警川西署は14日、■市議・■容疑者を道交法違反(酒気帯び)の疑いで現行犯逮捕したと発表した。
発表によると、■容疑者は14日午前10時10分頃、同市東畦野の国道173号で、酒気帯び状態で普通乗用車を運転した疑い。松田容疑者が交差点で信号待ちの車に追突する事故を起こし、駆けつけた署員による検査で、呼気1リットル中から基準値(0・15ミリ・グラム)を超えるアルコール分が検出された。■容疑者は「昨夜酒を飲んだ」と話しているという。
・・・・アウトです。一定量以上のアルコールが体内に残っている以上、シラフのとき同様のハンドルさばきが出来ない可能性が高いから、よく考えたら当たり前のことなのですね。
皆さんお気をつけ下さい(私は免許持ってませんので・・・。)
一定のアルコールを体内に保有して乗用車を運転してはいけないという法律です。飲んだ後、運転してはいけないと微妙に違います。
下記の報道のとおり、前の日に酒を飲んで、睡眠を取っても、まだ、体内に残っている場合はダメなのです。前の晩飲んだが、寝たから大丈夫と言って、二日酔いの頭痛を我慢しながら乗用車を運転すると、犯罪になる危険があります。十分に酒を抜いてから運転してください。
兵庫県警川西署は14日、■市議・■容疑者を道交法違反(酒気帯び)の疑いで現行犯逮捕したと発表した。
発表によると、■容疑者は14日午前10時10分頃、同市東畦野の国道173号で、酒気帯び状態で普通乗用車を運転した疑い。松田容疑者が交差点で信号待ちの車に追突する事故を起こし、駆けつけた署員による検査で、呼気1リットル中から基準値(0・15ミリ・グラム)を超えるアルコール分が検出された。■容疑者は「昨夜酒を飲んだ」と話しているという。
・・・・アウトです。一定量以上のアルコールが体内に残っている以上、シラフのとき同様のハンドルさばきが出来ない可能性が高いから、よく考えたら当たり前のことなのですね。
皆さんお気をつけ下さい(私は免許持ってませんので・・・。)
投稿者 河原誠法律事務所 | 記事URL
2013年10月 9日 水曜日
無理な罪名(その4)結末

投稿者 河原誠法律事務所 | 記事URL