◆刑事事件

2013年6月 7日 金曜日

詐欺の手口

現金を郵便や宅配便で送るのは禁止されています。

まっとうな会社が、わざわざ違法な送金方法を指示することはあり得ません。

絶対に、そんな話に乗らないで下さい。

佐川急便は、事前に察知し被害を防いだ様子。素晴らしい。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130606-00000045-mai-soci

なお、各種先については、「クロサギ」「新クロサギ」というマンガが、かなり詳しく調べて上で読みやすくまとめてくれています。マンガとしても、面白いと思います。

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2013年2月16日 土曜日

優しき被疑者(2)

 人が優しいかそうでないのか、その評価は難しいものです。

 優しいかどうか、人を評価するには、通りすがりの人(他人)に対して、どれだけ優しくなれるかを見ておかないと、なかなか、正しい評価は出来ないのではないでしょうか。

 自分のイエスマンや身内、メリットある相手には目配りするが、自分に意見してくる相手は人に非ず。大なり小なりそのような傾向を有する人はいくらでもいます。真実優しい人はどちらなのでしょう?なかなか微妙な問題ですね。

 よく、愛という言葉を使います。恋人同士の愛、家族愛、愛国者、などなど。この枠を、どこまで広げられるのか?自分たちの利便性とのバランスです。

 隣の家と譲り合って寛容に付き合っていけるのか(生活音とか、落ち葉問題とか)?隣の中学校と友好を深めるのか、殴り込みに行くのか?国家間同志の争いは是か非か?では、人間の枠?動物の枠?生物の枠?とその枠をどう広げられるか、それが優しさの判断の大きな基準だと思います(もちろん、現状、動物レベルで枠を設定する人はまずいないと思いますが)。

 そして、親は、目の前の優しい子を見て、「この子はいい子、悪いことをするはずがない」→「悪いのは被害者や友達」・・・「悪い被害者や友達のせいでこの子が責められている」という思考回路を組んでしまうのです。こうなると、なかなか躾のきっかけは掴めなくなってしまいます。子への愛情が、却って子の成長のきっかけを失わしめるという残念な結果を招いてしまっています。

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2013年2月 7日 木曜日

裁判員裁判の危機

 少し前のこと(平成24年12月4日)になりますが、70日を超える日程を経て結審した裁判員裁判から解放された裁判員が記者会見で下記のように発言したそうです。

 引用開始
■  被告が肉声を発したのは、初公判の罪状認否と最終意見陳述での「私はやっていません」のみ。40代の男性は「自分がやっていないというなら、その根拠を言ってほしかった」と振り返り、米子市の男性は「無実なら黙秘は駄目だ」と話した。■
 引用終わり

 このコメントはいただけません。裁判制度をちゃぶ台返しするような、とんでもない発言です。そして、この裁判員を担当した裁判官のレベルも貶めました。

・・さらに、普段「権力の監視」と言いながら、脳天気に記事にしてコメントをつけない新聞社にも改めて幻滅です。

 床屋や風呂屋、居酒屋で、ほろ酔い気分で庶民が語るにはやむを得ないかも知れませんが、国家権力を行使する裁判員が、「無罪推定の原則」を理解せず裁判をしているのは許されざる暴挙ですし、それを指摘できないマスコミでは「権力の監視」など出来るはずもありません。


 言うまでもなく、無罪推定の原則とは、検察側が有罪であることを合理的疑いを入れない程度に立証できなければ有罪とすることは出来ないという理念であり、憲法に明記されています。無罪の根拠など述べる必要はありません。検察が有罪の根拠を述べその存否を裁判員が判断しなければならないのです。大体、やっていないのであれば、根拠も何も自分の関係ないところで起きた事件について、何を語ればいいのでしょう?

 裁判員裁判の制度自体を揺るがすとんでもない裁判が行われたと言わざるを得ません。

http://www.nnn.co.jp/news/121205/20121205010.html

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2013年1月24日 木曜日

優しき被疑者

 よく、刑事事件でも少年事件でも、周囲の人の被疑者を評するコメントに、「あんなに優しい人(コ)が・・」というものがあります。
 特に少年事件で、親御さんや少年の友達・彼女から同じようなコメントを聞きます。
 このようなコメントを聞かれたとき、皆さんはどのように感じますか?「人は裏表があるから怖い」「冤罪じゃないのか」「優しい人が事件を起こしたのだから、被害者によっぽど問題があったのではないか」などなど。

・・・ある一面を捉えていると思いますが、私の経験上は、非行・事件と「優しい子」は両立するのです。

 「優しい」とはどういうことでしょう。コメントする人(若しくはその周辺)とその被疑者との関係です。
 その人にとっては優しい人でも、他人にまでその優しさを貫くのかは、全くの別問題です。
 他人に対して、被疑者がどこまで、コメントする人に対すると同じ態度を貫くのか?

 非行・事件を起こしている被疑者でも、家族には妙に優しく気を遣う人が多々います。反面、その家族の範疇から外れる人は、基本「敵」扱いであるとか、傍系の(配偶者の)親族は侵略者扱いであるとか、その範囲が極端に狭いことがよくあるのです。

 ですので、コメントする人がどこまで視野を広げて、「優しい」と評価しているかを見極めないと、評価されている被疑者の性格を把握することは難しいと思います。

 弁護士に成り立てのころは、よく、このギャップに悩んだものです。





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2013年1月10日 木曜日

クレプトマニアの裁判

 本件も、おそらくは、クレプトマニアの障害を抱える被告人の案件でしょう。強盗致傷という罪名は怖そうですが、ひったくりの際に被害者が転倒して怪我をすれば、強盗致傷です。判決寸前に窃盗をするという覚えの悪い案件で、強盗致傷の法定刑の下限に近いの3年6月が言い渡されていることからも、大した犯行でなかったことが伺われます。出所後、必ずクレプトマニアの治療を受けて欲しいと切に思います。

 本ブログ「クレプトマニアと言う言葉をご存じですか?(1)
       「クレプトマニアと言う言葉をご存じですか?(2)」


平成25年1月10日朝日新聞デジタルより
 強盗致傷事件の判決直前に再び万引きをして、審理が中断後に再開された裁判員裁判で、東京地裁は10日、東京都武蔵野市の卸売業、■■被告(49)に対して懲役3年6カ月(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。

 弁護側は「被告の盗み癖は病気。専門施設で治療したい」と保護観察付きの執行猶予を求めたが、判決は「服役後の治療も可能で、実刑で罪を自覚するべきだ」と指摘した。

 大善文男裁判長は言い渡し後、「社会復帰してから原因に適切に対処してほしい。裁判員ら全員の考えだ」と被告に語りかけた。

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