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クレプトマニアという言葉をご存じですか?(1)

【刑法>窃盗罪>クレプトマニア】
 常習的に窃盗行為を繰り返す人の中には、精神障害としての病的窃盗癖である場合があることが、最近判ってきました。この人達の精神障害の病名をクレプトマニアというそうです。

 この障害を抱える人は、本人自身も、その時何故自分が万引きしたのか理由が分からないし、万引きする必要もない(収入も、手持ちの金も充分、特に欲しい物ですらないなど)にもかかわらず、万引きしてしまうのです。

 彼らは、「衝動制御能力」に障害があり、自分で自分の行動をコントロールする能力が相当程度減退しているそうです。ただ、ご本人達は自分の傷害に気付かず、この状態に苦悩されます。
 捕まらなくても、自分で盗品を持ち帰って、「なんでこんな物万引きしてしまったのだろう」と悩み反省しますが、衝動の制御が出来ない以上同じことを繰り返してしまいます。なかなか、自分が病気であることに気付くものではありません。自分の意志の弱さかと悩み、傷つきます。

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 現状では、これと言った治療法も見つかっておらず、薬物やアルコールの依存症の人たちと同じように、同様の障害を持つ人同士で集団療法を受ける位しか、途は見つかっていません。

 でも、お店側からすれば、万引きに変わりませんし、責任能力が否定されるのはよっぽどのことですので、いずれは、捕まって有罪になります。

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河原 誠Makoto Kawahara

私は、大阪市、芦屋市、西宮市、神戸市を中心に「クライアントの皆様と一緒に悩み考え、クライアントの皆様にじっくりとご説明し、結論に納得していただくためにオーダーメイドの事件処理をする」をモットーに幅広い法律問題に対応しています。
ご依頼者様の利益を第一に考え、早期解決のため尽力いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

所属団体
  • 大阪弁護士会 子どもの権利委員会
  • 大阪弁護士会 法律援助事業・日本司法支援センター対応委員会 委員(少年担当)
  • 大阪弁護士会 刑事弁護委員会 当番弁護士・委員会派遣事業審査担当
  • 大阪弁護士会 刑事弁護委員会 刑事弁護援助金審査担当
  • 大阪弁護士会 紛議調停委員会
  • 大阪弁護士会 市民窓口担当員
  • 社会福祉法人みおつくし福祉会 弘済のぞみ園、同みらい園 第三者委員
  • 芦屋市 市長等倫理審査会(2012年4月~2022年3月)
  • 大阪家庭裁判所 家事調停委員 (堺支部担当)
  • 法務省法制局 大阪少年鑑別所視察委員会(2021年4月~2024年3月)
経歴
  • 1986年(昭和61年) 関西大学法学部卒業
  • 1993年(平成5年) 司法試験合格
  • 1994年(平成6年) 最高裁判所司法研修所
  • 1996年(平成8年) 弁護士登録(修習48期)。木村法律事務所就職
  • 2002年(平成14年) 事務所設立

事務所概要

Office Overview

名称 河原 誠法律事務所
代表者 河原 誠(かわはら まこと)
所在地 〒530-0047 大阪市北区西天満三丁目4番5号
大栄・西天満BLD.8階
連絡先 TEL:06-6362-1171/FAX:06-6362-1172
対応時間 平日9:30~18:00(事前予約で時間外対応も可能です)
定休日 土・日・祝(事前予約で休日対応も可能です)
アクセス 地下鉄谷町線「南森町」同堺筋線「北浜」
JR「大阪天満宮」
京阪電車「北浜」「なにわ橋」
上記それぞれ徒歩10分前後です。