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ケンカは放置?

【学校問題>いじめ>学校の介入】
 平成24年1月、川越市市立中学2年だった男子生徒(15)が同級生の少年3人から暴行を受けて意識不明となった事件。
 市教委は、「学校はケンカなどのトラブルは把握していたが、どうしてもいじめとしての認識を持つことができなかった。重大な傷害事件に至ってしまい本当に申し訳ない」とコメントを出したそうです。
 トラブルを(ケンカとして)把握した段階で、学校はどう対応したのでしょうか。色々考えられますが、いじめられている生徒の方から、「大したことはない」と学校の介入を拒否してしまった場合も考えられますし、学校側がただのケンカに介入する必要は無いと安易に考えてしまったのかも知れません。

 どちらにせよ、学校はトラブルの原因を深く探って欲しいと思います。ただの「ケンカ」だから放置しておけばいい、「いじめ」にだけ対応すればいいんだという考えは間違っています。「人が嫌がることをしない」これは、教育の基本だと思います。ケンカを把握したら教育の良いきっかけだという意気込みで、何故ケンカになったのか、どうして大したことはないと学校の介入を断るのか、具体的に聞き出して問題解決に当たって欲しいと切に思います。それが本当に大したことはなくても、周囲の生徒達は、学校が親身に問題解決に乗り出し、自分たちの言い分を聞こうとしてくれていると信頼感を持つと思います。
 このような信頼感があれば、本当にいじめがあった場合にも、誰かが学校に相談するのではないでしょうか。

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河原 誠Makoto Kawahara

私は、大阪市、芦屋市、西宮市、神戸市を中心に「クライアントの皆様と一緒に悩み考え、クライアントの皆様にじっくりとご説明し、結論に納得していただくためにオーダーメイドの事件処理をする」をモットーに幅広い法律問題に対応しています。
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所属団体
  • 大阪弁護士会 子どもの権利委員会
  • 大阪弁護士会 法律援助事業・日本司法支援センター対応委員会 委員(少年担当)
  • 大阪弁護士会 刑事弁護委員会 当番弁護士・委員会派遣事業審査担当
  • 大阪弁護士会 刑事弁護委員会 刑事弁護援助金審査担当
  • 大阪弁護士会 紛議調停委員会
  • 大阪弁護士会 市民窓口担当員
  • 社会福祉法人みおつくし福祉会 弘済のぞみ園、同みらい園 第三者委員
  • 芦屋市 市長等倫理審査会(2012年4月~2022年3月)
  • 大阪家庭裁判所 家事調停委員 (堺支部担当)
  • 法務省法制局 大阪少年鑑別所視察委員会(2021年4月~2024年3月)
経歴
  • 1986年(昭和61年) 関西大学法学部卒業
  • 1993年(平成5年) 司法試験合格
  • 1994年(平成6年) 最高裁判所司法研修所
  • 1996年(平成8年) 弁護士登録(修習48期)。木村法律事務所就職
  • 2002年(平成14年) 事務所設立

事務所概要

Office Overview

名称 河原 誠法律事務所
代表者 河原 誠(かわはら まこと)
所在地 〒530-0047 大阪市北区西天満三丁目4番5号
大栄・西天満BLD.8階
連絡先 TEL:06-6362-1171/FAX:06-6362-1172
対応時間 平日9:30~18:00(事前予約で時間外対応も可能です)
定休日 土・日・祝(事前予約で休日対応も可能です)
アクセス 地下鉄谷町線「南森町」同堺筋線「北浜」
JR「大阪天満宮」
京阪電車「北浜」「なにわ橋」
上記それぞれ徒歩10分前後です。